工務店を支える「長期保証」支援サービス　各社が続々発表

大手ハウスメーカーによる初期保証の長期化が進んでおり、工務店にも確たる長期保証の提供が求められている。生活者、工務店双方からのニーズに応え、資源に限りのある工務店でも長期保証を顧客に提供できる商品やサービスが増加。直近の動向をまとめた。

新築時にワンストップ 「20年」のかし保険が登場

新築では必須のかし保険だが、法定機間の10年間を超える、20年間の保証を付与する保険商品が相次いで誕生した。住宅保証機構（東京都港区）は10月1日から「まもりすまい新築20年一気通貫型保険」の申込受付を開始。20年間の保証を、新築時にワンストップで提供し、10年目に延長保険への加入手続きを不要にした。

同商品では一般コースと高耐久コースの2タイプを用意する。高耐久コースでは10年目のメンテナンスが不要。なお、第三者検査は両コースともに不要だ。20年経過後も、延長保険への加入を繰り返せば、超長期の保証にも対応できる。

対象住宅は一戸建て住宅のみで、長期優良住宅、住宅性能評価（劣化対策等級2以上）取得住宅、フラット35技術基準適合住宅などが対象。保険金支払限度額は、当初10年間が2000万円、後半10年間が500万円または1000万円となっている。

住宅あんしん保証（東京都中央区）も1日から「20年瑕疵保険」の販売を開始した。引き渡しから10年を迎える前に検査や申し込み手続きが必要だった「あんしん住宅延長かし保険」に対し・・・

この記事は新建ハウジング10月20日号11面（2025年10月20日発行）に掲載しています。

※既に有料会員の方はログインして続きを読む

有料会員になると、全ての記事が読み放題

有料会員でできること✓

✓	バックナンバー3年分が読み放題
✓	DIGITALオリジナル記事が読み放題
✓	クローズドのセミナー・スクールに参加できる

会員制度について
もっと詳しく見る

有料会員向けおすすめ記事

2000万円台でパッシブハウスの規格住宅――タナカホーム	まだ間に合う！2025年度のリフォーム支援策はこれだ