ヤマダホールディングスグループの家守り(東京都千代田区)は11月4日、建築後の安心を長期的に支える新サービス「家守りオール30年保証」の提供を開始した。
同サービスでは、住宅瑕疵担保履行法で定められた構造耐力上主要な部分および雨水の侵入を防止する部分について、初期30年間の保証を実施。5年ごとの定期点検と必要なメンテナンスを通じて、保証期間を最長60年まで延長できる。
さらに、不同沈下による損害を最大5000万円まで補償する「地盤保証(30年)」、安全性の高いホウ酸処理を採用した「シロアリ保証(最長35年)」、システムキッチンや給湯器など主要8設備を対象とした「設備延長保証(最長10年)」も提供。設備保証は修理費無料・回数制限なしで、メーカーへの個別問い合わせも不要となっている。
家守りはこれまで「建てる前の検査」を強みとしてきたが、今回のサービスにより「建てた後の保証」まで一貫して提供。第三者品質検査をクリアした住宅に対して保証書を発行し、施主には「最長60年長期保証」として提案できる。品質と保証を組み合わせたブランド価値の向上を図り、競合との差別化を支援する。
本保証は家守りの検査をクリアした住宅に限り適用されるため、住宅事業者にとっては品質と安心を訴求する有力な提案ツールとなる。顧客満足度や紹介率の向上に加え、設備不具合や不同沈下などへの対応負担軽減にも寄与する。

地盤保証書サンプル(左)、構造・防水の建物保証書サンプル(右)
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