ポラスグループの中央グリーン開発(埼玉県越谷市)はこのほど、さいたま市大宮区の風致地区内に分譲住宅「ブリスト大宮公園 共庭の景(ともにわのけい)」全2棟を開発した。立地上の制限から活用が難しい敷地の一部に地役権を設定し、アプローチを共有する街区計画によって居住者同士のコミュニケーションや安全性を確保する。

「ブリスト大宮公園 共庭の景(ともにわのけい)」外観
同分譲地では、少数棟分譲住宅でよく見られる敷地延長部分と、風致地区指定によって壁面が後退した部分に地役権を設定して共有。各棟の居住者が日常的に顔を合わせる空間をつくり、歩車分離も実現した。
地役権を設定した範囲の周辺には、共有アプローチとなる「路ノ庭(みちのにわ)」、コミュニティ広場となる「交ノ庭(こうのにわ)」、各家庭専用の「景ノ庭(けいのにわ)」の3つの庭を設置。コミュニティとの関係性を保ちつつプライベートな場所も確保できる計画とした。


各住戸はそれぞれ異なるコンセプトで設計。1号棟は「1階で生活が完結できる住まい」として、主寝室や水まわりを1階に集約。LDKの吹き抜けなどで縦のつながりを演出する。2号棟は土間やウッドデッキなどいわゆる“半外・半内”空間を取り入れつつ、家事負担も軽減する「内外の一体感ある空間設計と家事楽の住まい」とした。
各住戸の延べ床面積は107.44~118.0㎡。販売価格は8180万~8480万円。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。





























