内閣府が9月26日公表した「国民生活に関する世論調査」(2025年8月調査・速報)結果によると、現在の住生活について「満足している」(18.2%)、「まあ満足している」(48.4%)と答えた人の合計は66.6%となり、前回調査(24年8月調査)と比べて1.2ポイント減っている。

住生活への満足度(資料をもとに作成)
同調査は、全国の18歳以上の日本人5000人を対象に生活や生き方、考え方などについて尋ねたもので、8~9月にかけて実施。有効回答数は2729人(有効回答率54.6%)。
生活全般の満足度については、「満足している」(6.7%)、「まあ満足している」(43.5%)、「やや不満だ」(34.6%)、「不満だ」(15.0%)となり、「満足」と「不満」の回答が半数ずつとなった。
経済面については、所得・収入面に対する「不満」の合計が64.7%、資産・貯蓄面でも69.7%に上るなど、不満の高さが示された。その一方で、資産・貯蓄面で「満足」している人の割合は、前回調査との比較で1.1ポイント上昇している。
猛暑が休日の過ごし方に影響?
どのような時に充実感を抱くかという問いでは、「ゆったりと休養している時」(57.8%)、「趣味やスポーツに熱中している時」(49.4%)、「家族団らんの時」(47.8%)、「友人や知人と会合、雑談している時」(40.0%)などが上位を占めた。
自由時間の過ごし方では、今夏の猛暑が影響してか「睡眠、休養」(53.3%)、「テレビ、DVD、CDなどの視聴」(46.4%)、「インターネット、SNS」(35.6%)、「家族との団らん」(34.5%)など、屋内での活動が中心となった。

自由時間の過ごし方(資料をもとに作成)
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