エリアリンク(東京都千代田区)がこのほど実施した「防災・備蓄品に関する意識調査」で、 防災意識を持ちながらも行動に移せない背景に「収納スペース不足」があることが明らかになった。
調査によると、防災の必要性を「強く感じている」「やや感じている」と答えた人は全体の約67%にのぼる一方、実際に十分な備えをしている人は25%程度にとどまった(下グラフ)。

備蓄の内容は「水や食料品」(53.6%)が最多だが、段ボールやケース単位での保管が必要なため自宅収納を圧迫している実態が浮き彫りとなった。実際に「置き場所がない」と回答した人は21.8%を占め、行動を阻む大きな要因となっていることがわかった(下グラフ)。

特に都市部の住宅では収納スペースが限られ、毛布・寝袋・簡易トイレなどの大物備蓄品が課題になりやすい。同社では、その解決策として、同社が運営するレンタルトランクルーム「ハローストレージ」を紹介している。利用者の中には「自宅と分散して備蓄品を置き、家族の防災拠点として活用している」といった事例もあるという。
調査は、2025年8月21日に全国20~60代の500人を対象に実施した。

防災拠点として活用する事例もあるというレンタルトランクルーム「ハローストレージ」
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