DTSグループの安心計画(福岡市)は今年7月、九州産業大学 建築都市工学部 住居・インテリア学科の1年生70人を対象とした特別授業を「情報処理入門」の一環として実施した。
同大学の教育課程に沿って、「なぜ情報処理が必要か」(1年生)から「実務でどう活かすか」(3年生)までを体系的に修得できるよう、一貫した産学共創型授業を企画。
住居・インテリア分野で「いつ、どのような情報処理が、なぜ必要なのか」を学生自身が具体的にイメージできることをゴールに据え、複数の住宅図面をもとに住人のライフスタイルを考察し、同じ課題を与えられたAIの分析結果と比較する授業を行なった。

授業後のアンケートでは、VRによる空間体験のわかりやすさや、AIの高度な分析力に対する驚きの声が多数あがった。一方で、AIの能力を認めたうえで、人間の役割を模索する視点も数多く見られた。
質疑では、「AIにはできない、今後注目される職業は何か?」といった問いも生まれ、学生たちがAI時代における自らのキャリアを当事者として受け止め、考え始める様子が見てとれたとする。
今年12月には3年生向けの実務共創型授業を予定。そこでは、AIが提示するペルソナに対し、建築プレゼンCAD「Walk in home」を使ってプランニングを行う。
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