積水化学工業(大阪府大阪市)住宅カンパニーは7月28日、ファミリー層向けの賃貸住宅パッケージ「HEIM MAISON(ハイムメゾン)-T」を発売した。子育て世代の賃貸志向、環境意識の高まりを受け、2.5kW以上の太陽光発電にHEMSと蓄電池を標準化。光熱費削減と環境負荷低減を実現し、賃貸住宅市場における環境配慮型住宅のニーズに応えていく。
従来の太陽光搭載賃貸住宅では、夜間は買電で電力をまかなうのが一般的だったが、同商品は昼間に発電した電力を蓄電池に蓄え、夜間に自家消費する。蓄電池は4.9kWhか9.9kWhを選択可能で、UA値0.6W/㎡Kの子育て世帯向け2LDKプランでは年間約6万円の光熱費削減を見込む。5~7地域で断熱等級6を満たせばGX志向型住宅、低層ZEH-Mにも対応可能。
防災性能も強化し、HEMSが気象警報と連動して蓄電池の充電を自動制御。停電時には冷蔵庫やスマートフォンなどへの電力供給が可能だ。加えて、防犯見守りシステムやスマートフォンによる空調制御機能を標準装備。外出先からの施錠・解錠や室温管理も可能とし、家族一人ひとりに合わせた快適な住環境を提供する。

「HEIM MAISON-T」外観イメージ
■関連記事
築48年の社宅をフルリノベ ZEH水準の賃貸マンションに
積水化学工業、ZEH水準リノベ物件に省エネ性能ラベル表示
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。






























