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AIを導入する工務店も増えてきたが、本稿では[再]入門と題して工務店のAI活用の基本を整理する。今回はあくまで入門編。応用編は別の場で解説したい(文・三浦祐成/新建ハウジング発行人)
Q.どの生成AIを使えばいいか?
A. ChatGPTが使いやすい
この2年でChatGPTがメジャーになったが、それ以外にも多くの生成AIがリリースされている。Officeなどの業務ソフトや住宅関連ソフトにもAIが組み込まれるようになった。
工務店がどの生成AIを使えば良いかは用途にもよるが、筆者の主観では多目的に使える対話型の生成AIであるChatGPTの有料版(Team=月額30ドル)が使いやすい。Teamは会社契約のプランで、セキュリティが高く入力内容がAI学習に利用されない。個人契約プランとしては無料/Plus(月額20ドル)がある。
Googleの生成AI・Gemini(ジェミニ)は検索・リサーチに強く、またGoogle系のサービスを会社全体で使っているなら使い勝手がいいが、単体では画像生成がまだ弱い。テキストの校正やビジネス用途の図の作成に強いのはClaude(クロード)だ。MicrosoftのCopilot(コパイロット)はChatGPTがベース。基幹としてMicrosoft365を使っているならこちらでもいいだろう。有償版もあり、Officeソフトとの融合が進んでいるが、現時点では有償版にするほどの強いメリットは感じられない。
Q. 生成AIで効率化できる業務は?
A. 「作業」的業務の大半で利用できる
・調べもの(検索の代替)
・イベントやPR企画、経営などの相談/壁打ち
・ブログやSNS、メルマガのネタ出し/テキスト・イラスト生成/校正・添削
・消費者ニーズや競合情報、業界トレンドなどの調査・リポート作成
・HP/SNS/YouTube用の台本/サムネイルの作成、LP(ランディングページ)の企画・制作
・あらゆる写真・イラストの説明文の作成
・営業のトークスクリプト(台本)の作成
・社内外向けPowerPointスライドのネタ集め/下書き/図作成
・社内/顧客との・・・・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー8月号(2025年7月30日発行)CG&動画すぐできfire』(P.64〜)でご覧ください。
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