リンナイ(愛知県名古屋市)は7月23日、洗浄科学の専門家・横浜国立大学 大矢勝教授の監修のもと、全国の男女1000人を対象に実施した「洗濯に関する意識調査」の結果を発表した。洗濯のなかで面倒に感じる作業を聞いたところ、1位は「洗濯物を干す(48.1%)」、2位は「洗濯物をたたむ(46.4%)」だった。男女別でみると、男性は「洗濯物を干す(48.4%)」、女性は「洗濯物をたたむ(52.4%)」がそれぞれ最も多い。
大矢教授は、家事の時間がとりにくい場合、全自動の洗濯乾燥機の洗乾コースを利用するほか、シワになりにくい「ウォッシュ&ウェア性」に優れた衣類を選ぶことも有効だとしている。

洗濯物の乾燥方法を天候別(晴れ・曇り・雨)に聞いたところ、晴れは「天日干し(73.7%)」、曇り・雨は「部屋干し(曇り:45.0%、雨:66.9%)」が最も多かった。なお、晴れても20.9%の人が「部屋干し」を選択している。
「部屋干し」の場所で最も多いのは「リビング・ダイニング(52.2%)」で、次いで「寝室(22.3%)」、「浴室(19.8%)」だった。

洗濯物の乾燥時間を干し方別にみると、「部屋干し」の半数が8時間以上かかっていることがわかった。4時間以内に乾燥できているのは、「天日干し」37%、「部屋干し」13.8%、「衣類乾燥機」75.7%だった。
大矢教授は、洗濯後に残留する細菌が4時間程度で10倍に増えることから、生乾き臭対策として4時間以内の乾燥を推奨している。

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