改修(リフォーム・リノベーション)の基本は「不」の改善・解消だ。
「不」とは上の図の通り、頭に「不」がつくネガティブな状態を言う。例えば、設備の故障・雨漏りなど緊急性の高い「不」具合。結露や経年劣化などによる「不」潔。家事動線や収納不足などに感じる「不」便。光熱費がかさむといった「不」経済。暑い・寒い・居心地が悪いといった「不」快。熱中症やヒートショックなどの「不」健康―。
挙げればきりがないほど日本の住まいには「不」があふれており、筆者はその状態を「住宅貧乏病」と呼んでいる。改修はこの病を治す行為で、工務店はまさに「ホームドクター/住宅医」だと言える。
「不」の改善・解消提案
この「不」が家にあっても、住み手はそれを見ないように暮らしているか、慣れてしまっている。このため「不」を見える化して「不」の存在に気付いてもらい、改修需要を顕在化。自社ならではの「不」の改善提案とそれによるベネフィットやコスパを提示する。これが改修事業の要諦の1つだ。
不快や不経済、不健康など断熱性能に関わる「不」は多く、断熱改修とのセット提案はマストで、工務店が強みにできる部分だ。「不」の見える化手法としては・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書2025」P.26〜でお読みいただけます。
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