東京都は11月27日、戸建住宅の省エネ・再エネリフォームの改修方法や施工事例などの情報をまとめた「戸建住宅省エネ・再エネリフォームガイドブック」と、別冊の「リフォーム補助金ガイド(2025年度版)」を作成して公表した。都では、省エネ・再エネリフォームを検討する際に役立ててほしいと呼び掛けている。

ガイドブックを紹介するリーフレット
ガイドブックでは、省エネ・再エネリフォームをすることで解決できる住まいの悩みやリフォームのメリット、部位別の改修メニュー、省エネ・再エネ設備などについて、図解などで分かりやすく説明。事例紹介では、改修前後の間取りや工事の様子、工事にかかった費用と活用した補助金制度、省エネ状況を知るためのセルフチェックシートなどを掲載している。
補助金ガイドでは、部位別の対象補助金、区市町村の補助金を調べる方法、住宅金融支援機構が提供するリフォームローン、住宅リフォーム事業者団体(近隣のリフォーム業者)などを案内している。
専門家の無料派遣も継続
また、このガイドブックを使って専門家がアドバイスを行う「戸建住宅省エネ等リフォームアドバイザー派遣制度」を2026年3月3日まで実施。耐震性を有する都内の戸建住宅、二世帯住宅などの長屋の所有者を対象に、戸建住宅省エネ等リフォームアドバイザー(建築士)を無料で派遣する。申し込みは東京都建築士事務所協会まで。
アドバイスの内容は、(1)リフォームに関する聞き取り、(2)建物の状況や設備の調査(目視調査)、(3)調査結果の説明、(4)省エネ・再エネ化、バリアフリー化に関する具体的な情報提供―などとなっている。

リフォームアドバイザー派遣に関するチラシ
■関連記事
都と三協立山・LIXIL・YKK APが断熱改修で協定締結 情報提供など
都が「とちょう電力プラン」の募集開始 卒FIT電力買取で上乗せ
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。






























