青森県はこのほど、県独自の省エネ住宅基準・あおもりGX住宅スタイルの普及促進に向けた産官学連携のプラットフォーム「あおもりGX住宅ビルダーズ」を立ち上げた。6月20日時点で、県内の工務店・設計事務所34社に加え、建材流通店やメディア、金融機関など14団体が参画している。

「あおもりGX住宅ビルダーズ」のリーフレット
あおもりGX住宅スタイルは今年4月に策定した「あおもりリビングスタイルガイドライン」内で提示された基準。新築では断熱等級6(2~4地域)以上・一次エネルギー消費量削減率30%以上・C値0.7㎠/㎡以下を推奨。改修においても、断熱等級5以上・一次エネ削減率20%以上・C値2.0㎠/㎡(全体改修のみ)を基準とする。
あおもりGX住宅ビルダーズでは、断熱等級5以上・C値2.0㎠/㎡以下の新築住宅を3棟以上設計、施工した実績のある設計者・施工者を「ビルダー」として登録、公表する。また、住宅関連企業や金融機関、教育機関を、ビルダーと連携して支援する「サポーター」と位置付ける。
2035年までに、県内の新築着工数におけるあおもりGX住宅ビルダーズのシェア50%を目指す。同時に、35年時点で参画企業が供給する住宅の100%が断熱等級5以上、50%が断熱等級6以上とする目標を掲げた。
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