日本サッシ協会は、住宅防犯対策の普及啓発を目的に「防犯設計ハンドブック」を発刊した。ハンドブックでは、住宅事業者向けに、侵入窃盗の発生状況や立地環境別の防犯対策、開口部の侵入対策などを網羅的に解説している。
同協会は、近年多発する侵入犯罪などに対して、工務店や設計事務所、窓・ドア等の建材を販売する流通事業者など住宅関連事業者の防犯知識の必要性を指摘。ハンドブックから、住宅犯罪の手口、立地環境、住宅設計・プランニング、開口部の侵入対策など広く知識を得て欲しいとする。監修は、元都市防犯研究センター主任研究員の樋村恭一氏が担当した。
A4判75ページ。一般頒布価格は税込2200円、会員価格は税込1100円。PDF版も税込1000円で提供しており、日本サッシ協会のウェブサイトから購入可能。
また、同協会を含む5団体(板硝子協会、日本ウインドウ・フィルム工業会、日本サッシ協会、日本シヤッター・ドア協会、日本ロック工業会)で構成される5団体防犯建物部品普及促進協議会は、5月13日を「防犯建物部品で安全・安心・防犯の日」として日本記念日協会に登録。これにより、住宅防犯対策の重要性を広く周知していく。

5月13日に開催した「防犯の日登録」「防犯設計ハンドブック発刊」に関する記者発表会のようす
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