DXにより建設業の人材の多様化を促進し、業界が直面する人手不足の解消に貢献したいアンドパッド(東京都千代田区)は4月22日、「“Women” AND Construction」と題し、経営や現場など建設業の第一線で活躍する女性の最先端の働き方を紹介する特別座談会を開催した。経営者・役員、実務者の女性7人が登壇し、日ごろ取り組んでいることや女性の目線で感じる建設業の魅力、やりがいなどについて語った。
リアル会場(同社本社)とオンラインのハイブリッドで実施。「働き方やキャリア形成の参考にしたい」、「制度や環境設計の参考になる情報を得たい」などの理由で、工務店やリフォーム会社、ゼネコン・サブコンなど、建設業の幅広い業種から多くの女性を含む計約300人が参加した。
座談会は2部構成で行い、第1部には近藤建設(富山県)社長の近藤裕世さん、オフィスHanako(新潟県)社長の渡辺さゆりさん、不二電気工事(兵庫県)専務の藤田智香さんの3人が登壇。それぞれ経営の立場から、会社のビジョンやそれに基づいて進めている社員が働きやすい環境づくりへの取り組みなどについて紹介した。
近藤さんは「女性というよりは若手が活躍できる環境をどうやってつくるかに腐心している」とし、「『社員の社員による社員のためのウェルビーイング提案』を全社的に募集し、そのなかからリフレッシュ休暇や20代を中心とする採用と広報に特化した専門部署の新設などを、すぐに具体化した」と述べた。

左から座談会第1部に登壇した近藤建設の近藤裕世社長、オフィスHanakoの渡辺さゆり社長、不二電気工事の藤田智香専務
藤田さんは、子連れ出勤を可能にしたり、ランチ会などを通じて、生理や更年期障害など、体調についても世代を超えて社員が気軽に体調を相談できる環境を整えたりと、全社的な協力のおかげで一人一人に寄り添うきめ細かな施策が実践できているとした。女性4人で創業したという渡辺さんは・・・
この記事は新建ハウジング5月20日号8面(2025年5月20日発行)に掲載しています。
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