不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は4月23日、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された3月の首都圏における新築戸建ての価格動向を公表した。
首都圏全体の平均価格は4724万円となり、前月比1.4%増と2カ月連続で上昇。前年同月比でも4.0%増と7カ月連続で上昇した。
エリア別では、東京都(23区/都下)、神奈川県他、埼玉県他、千葉県(西部/他)の6エリアで、2017年1月以降の最高価格を更新。東京都23区の平均価格は7501万円で、前月比1.2%増、前年同月比8.9%増と高水準が続いている。6000万円台以下の物件割合が減少した一方、8000万円台以上の割合が増加したことが影響した。
その他のエリアでも、都下は4897万円(前月比1.5%増)、神奈川県他は4247万円(同1.4%増)、埼玉県他は3709万円(同1.0%増)、千葉県西部は4337万円(同1.3%増)と、いずれも上昇傾向が見られた。
一方、さいたま市では前月比0.9%増と上昇したものの、前年同月比では0.8%減と18カ月連続で下落している。低価格帯物件の割合が増えたことが要因とされる。
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