積水化学工業(東京都港区)は4月22日、都市向け鉄骨3階建て住宅「デシオ-GXモデル」を、北海道、沖縄、一部離島除く全国で発売した。遮熱と外観デザインにも配慮した開口部設計と基礎断熱仕様の改善によって、断熱等級6を実現。高効率給湯器や高断熱浴槽、太陽光発電のパッケージ化で、子育てグリーン住宅支援事業におけるGX志向型住宅の性能要件にも適合する。
開口部には、意匠性にも優れたトリプルガラス仕様のアルミ樹脂複合サッシを採用する。庇を延長して屋根面積を拡大する独自のフラット屋根システム「e-Hat」により、狭小地でも大容量の太陽光パネルが搭載できる。13.2kWhの蓄電池も搭載する。
また、HEMS「スマートハイムナビ」に各部屋のエアコンを連携させ、一括制御を可能にした。スマートフォンで、各部屋の空調を遠隔でコントロールできる。最大48シーンの運転モードを設定できるタイマー機能は、各部屋の空調を自動で切り替えられる。
同社は2024年1月から平屋、2階建ての戸建て住宅商品の全てで断熱等級6を標準化。今回のデシオ-GXモデルにより、3階建てにも断熱等級6を展開していく。
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