三立木材(静岡県浜松市)は、水まわりなどのリフォームから、リノベーションに舵を切りました。
4代目の社長である河島由典さんが、時代の大きな潮流に適応するかたちで本格参入に踏み出したのがリノベーション事業でした。【コダリノ研究所 稲葉元一朗】
耐震意識が高いエリア

完成した二俣リノベーションモデルハウス。三立木材社長の河島由典さん(左)と筆者
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同社は浜松・天竜で製材業として1926年に創業。同年から天竜材の販売を始め、1989年からは天竜材を使った注文住宅や不動産、リフォームを扱う現在の姿になりました。100年近くに渡り、広大の森林が広がる浜松北部と中心部を結ぶ天竜・浜北の地に密着し続けています。
天竜区と浜名区は合計人口が18万人ほどと限られた行政人口で、性能へのニーズに関しては過去の相談内容から、耐震への意識の高さがうかがえるエリアです。
こうした背景がある中、紙媒体、SNSのバランスに留意すること、入口としては耐震補強を見学できるタイミングでの見学会を重視し、セミナーを通じて天竜材の魅力を伝えたり、断熱意識を喚起させたりするステップを組み込むというフローにしています。
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自社ショールーム+築52年リノベモデルの開設
同社の取り組みにおける最大の特徴は「水まわりなどの単品工事や修理・修繕中心の工事から、リノベーション業態へのシフト」です。
対象顧客、提供価値、それらを実現するための販促から業務プロセスなど全体像において・・・
この記事は新建ハウジング4月10日号10面(2025年4月10日発行)に掲載しています。
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