10月首都圏マンション　発売戸数46％減、平均価格も8カ月ぶり減少

不動産経済研究所（東京都新宿区）が発表した10月の「首都圏 新築分譲マンション市場動向」は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県の発売戸数は1486戸で、対前年同月比46.3％減と大幅に減少。全エリアで2ケタ減となった。対前月比は29.9％減だった。

初月契約率は60.9％（前年同月比11.0ポイント減）で、3カ月連続60％台となった。戸当り平均価格は6567万円で前年同月比220万円（3.2％）減となり、8カ月ぶりのダウンとなった。1㎡当り単価は101.0万円で同1.5万円（1.5％）増と8カ月連続上昇した。

地域別平均価格は、東京23区が平均価格7.0％ダウン（8709万円）・㎡単価3.7％ダウン（138.0万円）となったが、それ以外は平均価格、㎡単価ともに上昇した。

10月末時点の販売在庫数は4756戸（前月末比19戸増加）。フラット35登録物件戸数は1247戸で全体の83.9％を占めた。11月の発売戸数は4000戸程度の見込み。

新築マンション価格の推移（首都圏・近畿圏）2020年10月～2023年10月