不動産経済研究所(東京都新宿区)が4月21日発表した2024年度の近畿圏の新築分譲マンションの平均価格は、1戸あたり5065万円、平米あたり89.4万円だった。平均価格は前年同期比で130万円(2.6%)上昇し、1991年度(5464万円)以来の高値となった。 平米単価も6.0万円(7.2%)上昇し、1973年の調査開始以降、最高値を4年連続で更新した。
エリア別では、大阪市部は高額タワーの影響で平均価格は前年同期比13.2%上昇の5315万円、平米単価は同11.0%上昇の110.8万円でともに2ケタの上昇。 大阪府下は、平均価格4919万円(同2.5%上昇)・平米単価74.7万円(同6.1%上昇)、神戸市は平均価格4440万円(22.0%下落)・平米単価95.6万円(8.3%上昇)、京都市は平均価格5371万円(10.5%下落)・平米単価104.2万円(同1.2%上昇)となった。
一方、発売戸数は前年同期比0.5%減の1万5711戸で3年連続で減少した。2010年代の水準(平均値で2万343戸)を大きく下回った。
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