使用済みエアコンのレアアース磁石回収を開始 三菱

　三菱電機（東京都千代田区）は、使用済みルームエアコンのレアアース磁石（ネオジム磁石）を回収する自動解体装置を開発。プラスチックリサイクル事業を行う子会社・グリーンサイクルシステムズ（千葉県千葉市）が４月から解体・回収を開始する。

　現在生産されているルームエアコン用圧縮機の多くには、省エネ性を高めるためにレアアース磁石が使われている。しかしレアアースの調達が難しくなってきていることから、同社では使用済みルームエアコンからレアアース磁石を回収し、リサイクルを行う磁石メーカーに供給する。今後は同社のエアコン製品での再利用も視野に入れつつ、国内循環体制の構築を進めていく。