鍵トラブル専門サービス「カギお助け本舗」を運営するBEST(神奈川県横浜市)はこのほど、鍵のトラブル、およびスマートロックに関する意識調査を実施した。鍵に関するトラブルとしては「鍵の紛失」が6割を超えた一方、「鍵が開かない・回らない」(25.8%)や「鍵の中折れ」(5.0%)など物理的な鍵の破損、劣化といったトラブルも多かった。

トラブルの解決費用では「1万円未満」が48.1%、「1万円~3万円未満」が30.7%で、3万円未満が多いものの、3万円以上も13.4%を占めている。5万円以上を支払ったという回答も5%あった。

自宅の鍵は「キーホルダーで持ち歩く」との回答が64.3%と圧倒的に多く、それ以外でもそのまま持ち歩くなどアナログな管理が依然として多い。物理的な鍵が不要になるスマートキーの導入率はわずか2.1%にとどまった。

スマートロックへの関心自体は51.6%と高いものの、51.4%は導入にあたり「取り付け工事費」を懸念している。またスマートロックに「興味がない」と答えた層も、その理由として工事費を挙げた割合が3割を超えている。
同調査は、鍵のトラブルを経験した全国18歳以上の男女283人を対象に、9月29日から10月12日にかけて実施した。
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