アンドパッド(東京都港区)は12月9日、建設業に特化したAIプロジェクト「ANDPAD Stellarc(アンドパッド・ステラーク)」を始動した。これはAIを活用して建設現場の人手不足とベテランノウハウの伝承難の解消を目指す取り組み。同社がクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」の提供を通じて蓄積してきたデータと業務知見を基盤に、企業のAIデジタル活用を支援する。
アンドパッド・ステラークは「AIソリューション事業」と「AIプロダクト提供」の二本柱で構成。ソリューション面では、企業ごとの課題に応じてAI導入計画の策定、データ整備、システム実装、組織定着まで一気通貫で支援する。プロダクト面では、チャットで業務を完結させるアシスタント機能、情報検索・書類作成を自動化するエージェント機能を提供。
さらに専門知識と企業独自文書を活用した高精度回答を実現するナレッジ機能と、図面・写真から数量拾いを支援する積算機能も用意した。
同社は、各プロダクトとエージェントが自律的に連携・協働する「群知能」構想を掲げ、建設現場から経営層までを一貫して支える次世代プラットフォームの構築を目指す。アンドパッドは戦略推進に向けてエンジニアや営業職の採用も強化しており、建設業界のデジタル化をリードしていく構えだ。

アンドパッド・ステラークの相互関係のイメージ図
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