レオパレス21、朝霞市と災害時の電力供給支援で協定

レオパレス21（東京都中野区）は10月27日、埼玉県朝霞市と「災害時における太陽光発電電力の供給支援に関する協定」を締結したと発表した。

これにより、災害時に朝霞市からの要請に基づき、同社が管理する市内の賃貸物件11棟に設置された太陽光発電設備から電力供給支援を行う。災害時の電力確保を通じて市民生活の安定に貢献するとともに、地域と企業が一体となった防災体制の強化を図る。

両者は、災害時の停電対策や市民の安全確保を重要課題と捉え、同社管理の賃貸住宅・設備を活用した連携について協議を進めてきた。今回の協定締結にあたり、対象となるアパートのオーナーからも賛同を得ている。

同社が管理する太陽光発電設備付きアパートは、停電時に発電が継続している場合、非常用コンセントから最大1500Wの電力を使用することが可能。携帯電話を最大150台（消費電力約10Wの計算）同時に充電できるため、災害などで停電が発生した際には「災害時の充電スポット」として開放できるという。同社は今後も、賃貸住宅のインフラやネットワークを生かし、地域社会の課題解決や防災・減災への取り組みを推進するとしている。

協定締結式の様子