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造作収納を希望した顧客のため、寸法を詳細に打ち合わせたSさん。予算が限られていたこともあり、使用する棚板などは倉庫に残っていた無垢材を使うことに。しかし、完成した実物を見た顧客は「木の節目が虫みたいで気持ち悪い」と嫌悪感をあらわに。結局、合板でつくり直した。【住宅ライター:渡辺圭彦】
当時のSさんは入社3年目。業務はひと通り覚えたが、まだまだ経験が浅い頃だった。営業・設計を兼ねており、担当した新築物件もそろそろ10件目になろうか、という時期だったという。
不慣れなモダンスタイル なんとか仕様をまとめたが
問題になった顧客はモダンスタイルが好み。床は白の大理石風タイル、壁・天井も白のクロスといった内装を提案していた。
Sさんが勤務していた工務店は地域密着型で地場材の活用を売りにしていたこともあり、こうしたモダン系の家を手がけるのは初めてのこと。「こだわりの強いお客様でしたし、いろいろ内装材も各メーカーからカタログやサンプルを取り寄せたりして、実は内心で”面倒くさいなあ”と思っていました…」とSさんは苦笑。
それでもSさんは、不慣れながらも一所懸命に顧客にヒアリングし、納得してもらえる内装をコーディネート。サッシや建具のおさまり、回り縁や巾木の仕様などディテールにも配慮して、LDKなど主な居室のプランニングをまとめることができた。
「木の節目が気持ち悪い」そんな人がいるなんて…
洗面脱衣室についての打ち合わせでのことだ。収納が足りないことを懸念した顧客に対し・・・
この記事は新建ハウジング10月20日号10面(2025年10月20日発行)に掲載しています。
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