グローバルベイス(東京都渋谷区)はこのほど、東京23区内のマイホームを所有する20~50代男女600人(パワーカップル259人/ミドル層341人)を対象に実施した「住まい選びに関する調査」の結果を発表した。同調査では、ミドル層を世帯年収600~1000万円、パワーカップルを世帯年収1400万円以上の夫婦と定義した。
住宅を購入する際、パワーカップルが最も重視したのは「立地・周辺環境(59.5%)」で、続いて「駅からの距離(45.6%)」と、住宅選びにおいて、周辺環境や利便性などを優先していることが明らかとなった。
「価格」に関しては、ミドル層の56.6%が重視しているのに対し、パワーカップルは38.2%と約2割低いことから、「予算ありき」の住まい選びではなく「理想の暮らしを叶える」ため、柔軟な意思決定ができる余力があるとみられる。
パワーカップルの住宅購入における意思決定の主導権は、「夫・どちらかといえば夫(52.5%)」が最も多く、過半数を占めた。次いで「妻・どちらかといえば妻(27.8%)」、「一緒に話し合って決めた(19.7%)」が続き、一定数の夫婦が共同で意思決定をしていることがわかる。
購入後の「後悔」で最も多かったのは、「駅からの距離(15.8%)」だった。なお「特に後悔している点はない(44.8%)」は約半数にのぼった。
ほぼすべての項目で女性が男性よりも後悔の割合が高かった。駅からの距離や日当たり、間取りやデザインなど、住宅へのこだわりの強さが関係しているとみられる。


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