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山和木材(高知県安芸市)では、5年前から営業エリアを半径30分圏内に縮小。会社のダウンサイジングを図る一方で、耐震改修や性能向上リフォームにも着手。リフォームの安定受注と収益の確保を目指している。社長の貞廣圭一郎氏が意識しているのは、トラブルになりがちな見積もりなどの注意事項を顧客に細かく説明して適切に情報共有することだ。お互いに共感しあえる関係を築こうとしている。
取材先:山和木材 取材・文:渡辺圭彦、編集部
新築はスモール化、耐震改修や性能向上に着手
社名は祖父が創立した材木店に由来する。貞廣氏は2005年に三代目として事業継承。2007年に新築事業へ参入し、一時は年間15棟受注するまでに成長
➡会社の規模や実力が追い付かず、現場管理が手一杯に。クレームも発生し、社員が疲弊。「こんなことをしたいわけではない」とダウンサイジングを決意
➡5年前から営業エリアを半径30分圏内に縮小。目の行き届く距離で、施工技術や現場管理の質を高めることに注力。顧客の信頼や満足度を向上させて地域のシェア拡大を目指す現在は、貞廣氏と妻のほか、工務担当2人、事務担当1人、パート1人という体制に
現在の受注内容は、大型リノベーションも含め新築換算で5棟ペース
➡リノベーションの受注が増えると、新築は1~2棟に抑えて調整
従来、リフォームは積極的に営業・受注していなかった。工事内容としては水まわり設備の更新が多かった
➡近年、南海トラフ地震のリスクが知られるようになって・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー10月号(2025年9月30日発行)リフォーム狙い撃ち』(P.20〜)でご覧ください。
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