国土交通省が9月25日発表した「主要建設資材需給・価格動向調査結果」(9月1~5日実施)によると、価格動向はすべての資材で「横ばい」となった。需給動向はすべての資材で「均衡」、在庫状況はすべての資材で「普通」となり、いずれも前月から大きな変動はなかった。
価格動向を詳しく見ると、「異形棒鋼」と「H形鋼」で「やや下落」との報告が合計3件あったが、その他は「横ばい」となっている。需給動向では、「生コンクリート」「骨材(再生骨材)」「アスファルト合材」で一部の地域から「ややひっ迫」の報告があった。
東北の被災3県(岩手県、宮城県、福島県)でも全国と同様に、価格動向がすべての資材で「横ばい」、需給動向はすべての資材で「均衡」、在庫状況はすべての調査対象資材で「普通」となった。
同調査は、建設資材の需給および価格の安定化、建設事業の円滑な実施を図る目的で行っているもの。建設資材の供給側(生産者、商社、問屋、販売店、特約店)と需要側(建設業者)からモニターを選定し、主要建設資材(生コンクリート、鋼材、木材など7資材13品目)の需給・価格・在庫の変動状況を把握している。

主要資材の価格・需給動向・在庫状況
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