アットホーム(東京都大田区)は9月9日、2025年上期(1~6月)の首都圏における中古戸建ての価格動向を発表した。それによると、首都圏全体の「1戸あたり登録価格(売り希望価格)」の中央値は2999万円となり、前期(2024年下期)比ではほぼ横ばい、前年同期比では2.6%の下落となった。
エリア別では、東京23区、東京都下、さいたま市の3エリアが前期比で上昇した。中でも東京23区は5.0%増となった。価格は6280万円で、前年同期比でも4.8%増。東京都下は、3500万円で前期比0.3%増と2期連続で上昇、前年同期比は0.6%増となった。さいたま市は3480万円で前期比3.0%増、前年同期比は横ばいだった。
横浜市・川崎市は、4280万円で前期比は横ばい、前年同期比は1.9%増。千葉県西部は2980万円で前期比、前年同期比ともに横ばい。中心4エリア(東京23区、横浜市・川崎市、さいたま市、千葉県西部)は、いずれも2017年上期以降最高額となっており、上昇基調を維持している。
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