北海道環境財団は、環境省の補助事業「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」の公募を9月2日から開始した。既存住宅の断熱改修にかかる費用の一部を補助するもので、部分断熱改修も対象となる。公募期間は12月12日17時まで。
同事業の補助対象となる改修は、天井、外壁、床、窓の改修を組み合わせて行う「トータル断熱」、居間を中心に窓の改修を行う「居間だけ断熱」の2種類で、トータル断熱、居間だけ断熱の併用は不可。補助率は補助対象経費の3分の1で、上限額は戸建て住宅の場合、トータル断熱、居間だけ断熱ともに120万円となる。
また、これらの断熱改修と同時に導入されるエアコン、熱交換型換気設備、電気自動車(EV)充電設備も別途補助の対象となる。補助率は補助対象経費の3分の1(上限は5万円)。さらに断熱改修と同時に家庭用蓄電システム・家庭用蓄熱設備(エコキュートなど)を導入する場合、要件を満たせば最大20万円を補助する。
申請者は住宅の所有者(集合住宅の区分所有者も含む)や集合住宅の管理組合などとする。買取再販事業者や企業の所有物件、賃貸住宅も対象となる。なお、申請自体は工務店などが代行できる。
なお、公募期間内であっても、住宅区分ごとの申請金額の合計が予算に達した場合、その前日をもって公募を終了する。また完了実績報告書の締切は2026年2月13日。
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