無印良品のリノベーション事業を手がけるMUJI HOUSE(東京都文京区)は8月1日、マンションリノベーション・MUJI INFILL 0の新商品「MUJI INFILL FLAT」を発売した。生活感を抑えたデザインとZEH水準の断熱性能を標準化し、マンションリノベーションの顧客層やニーズの多様化に対応する。
設計上は収納を中心に据え、家具やアートが映える空間を実現。無印良品のユニットシェルフに対応した収納や、水まわりの一体仕上げにより、空間全体に統一感と落ち着きを持たせている。使用する部材は、素材やディテールのノイズを、徹底して排除した。
また、光や風を通す可変性のある設計を採用。収納や水まわりをゆるやかに配置して、ワンルーム的な空間に心地よい距離感を生み出した。
首都圏の新築マンション価格が高騰する一方、都市居住志向も依然として根強く、リノベーション市場も2030年には現在の約10兆円から12.7兆円規模に拡大する見通しだ。同社は2015年からマンションの性能向上リノベーションを展開してきたが、近年は50代以上や、デザイン・仕様にこだわる層が増加。より多様な暮らしの実現に向け、MUJI INFILL FLATを投入した。
モデルルームは、無印良品のリノベーション銀座店など計5店舗で公開している。

“暮らしの背景を整える”という思想のもと、生活感を抑えたすっきりとした空間に
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。





























