エリアリンク(東京都千代田区)は8月7日、自宅のリフォームや建て替えの経験がある20~60代の男女400人を対象に実施した「仮住まい時における収納スペースに関するアンケート調査」の結果を発表した。
自宅のリフォーム・建て替え時期は、3月が15.3%と最も多く、2月が14.8%、4月と5月がそれぞれ11.3%となった。年度末の3月前後に集中しており、新生活に伴う引っ越しシーズンと重なる時期に実施する傾向がみられた。

リフォーム・建て替え中の仮住まい先について聞いたところ、「実家」(27.6%)が最も多く、「賃貸物件」(26.9%)、「マンスリーマンション」(13.8%)、「ウィークリーマンション」(12.5%)と続いた。「親族の家」(7.1%)、「敷地内にある別の建物」(6.4%)、「ホテル」(3.8%)といったケースもみられた。
仮住まいの期間は、最も多いのが「2カ月~3カ月」(27.6%)で、「4カ月~5カ月」(26.6%)、「2カ月未満」(17.6%)と続き、全体の約72%が「5カ月以内」だった。

リフォーム・建て替え中の荷物の収納場所も、「実家」が31.3%で最多。「自宅の空きスペース」が26.3%、「トランクルーム・貸し倉庫・レンタル収納」が20.5%となった。実家や自宅、親族の家など「身近な場所」に収納するケースが多いが、約5人に1人が外部収納サービスを利用している。荷物の収納方法が多様化していることに加え、身近な人や場所に頼れない世帯が一定数存在することがわかる。

仮住まいに関して困ったことで最も多かったのは「荷物の移動が大変」(36.5%)だった。次いで「部屋が狭く荷物が入らない」(36.2%)、「費用が高い」(35.3%)が続き、荷物関連の悩みが上位を占めた。「設備が不十分」(18.3%)、「職場や学校へのアクセスが悪い」(9.9%)など生活面の不便さもあげられたが、全体的には収納に関する課題が多いことが明らかとなった。

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