木質構造専門の構造設計事務所ウッド・ハブ(新潟県三条市)は、構造計算や設計の手間を省き、住宅のサプライチェーンによって店舗や工場、倉庫などに適した平屋の中規模木造施設(延べ床面積1500㎡程度まで)を建築できる「WHフレームシステム」を開発。地域の工務店をはじめ、誰でも自由に活用できるオープンソースとして提供し、中規模施設の“木造化”を加速させる起爆剤にしたい考えだ。
同社代表の實成康治さんは、新築住宅市場の縮小に直面する工務店に向け、「中規模で平屋の建物は無理なく木造で建てられ、鉄骨造に対してコスト競争力を十分に発揮できる領域。工務店の新たなビジネスチャンスつながる」と訴える。

バイクショップの建設中に開いた構造見学会の様子。鉛直力を支えるトラス構造に加えて、水平力に抵抗するラーメン効果も発揮できるよう工夫することによって耐震性能を備えるフレームの自立を実現している
5月15日には、協業して同システムの開発や普及に取り組む、プレカット事業を全国展開するジャパン建材(東京都江東区)とジューテック(同港区)、建築金物メーカーのBXカネシン(同葛飾区)、タツミ(新潟県見附市)の4社が、ウッド・ハブと共同で記者説明会を都内で開催。システムの概要や今後の展望について説明しながら、
この記事は新建ハウジング5月30日号1面(2025年5月30日発行)に掲載しています。
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