国際人材協力機構(JITCO、ジツコ)は、監理団体や登録支援機関の情報を提供するサービス「ジツコ・ネット」で、初めて外国人材を採用する企業などを対象に、初回のサービス利用料を無料で提供している。さらに希望者には、外国人材の採用に関する無料個別相談も行う。対象は6月30日の申し込み分まで。利用料は7月1日以降、1回につき1万1000円(税込)となる予定。
このサービスは、同機構のデータベースに登録されている監理団体や登録支援機関の情報(活動地域、取り扱う職種、送り出し国など)の中から、企業の要望に合った団体や機関を3つ選定し、案内するもの。紹介された団体などと直接コンタクトを取ることも可能となっている。
申し込みは、ジツコ・ネットの公式サイトの入力フォームで受け付け、会社の基本情報、採用したい外国人材の職種、就労する地域、無料個別相談の希望の有無などを記入し、送信することで完了する。

「ジツコ・ネット」の募集チラシ
日本には監理団体が約3700団体、登録支援機関が約1万機関あるため、この中から企業が自社の要望に合う団体を選ぶことが難しい状況となっている。そこで同機構はこのサービスを2025年3月から開始。これまでの知見を生かして企業の希望に合う団体に関する情報を提供することで、技能実習生や特定技能外国人などの外国人材の受け入れを促進する考え。
他に、「外国人材受入れセミナー」や日本語関連セミナー、ウズベキスタン人材、バングラデシュ人材に関するセミナーなども開催し、企業の外国人採用を後押ししている。
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