工務店のコンサルティングなどを手がけるピュアグロース（東京都港区）はこのほど、FC「PGハウス」を立ち上げ、7月1日から加盟店募集を開始した。商流からコストダウンを図り、28坪の高性能住宅を約1500万円（税抜）で実現可能にする。社長の宮内和也さんは同FCを「原価高騰の中、最大のボリュームゾーンでシェアを高めるためのブランド」と位置づけ、マルチブランド化による工務店の生き残りを後押しする。
「PGハウス」の先行事例。決められた性能や仕様を守れば加盟店が自由に建材や設備を決められ、かつコスト交渉で価格競争力も高められる
PGハウスの軸となる“住宅商品”は、断熱等級6（GX志向型住宅対応）・耐震等級3・C値0.5㎠／㎡以下、長期優良住宅仕様といったスペックに、制振ダンパー、太陽光発電（5kW程度）、第一種熱交換換気などの設備を標準で備える。
ただ、一般的なFC・VCのような「商材の縛り」はないのがPGハウスの特徴だ。前述のスペック・仕様を満たせば、加盟工務店が自由に建材・資材を選択することができる。
一般的なFCには大量購入によるコスト削減といった利点があるが、PGハウスでは同社が商流に介入してコストダウンを支援する。同社がコンサルティングする全国150社・2万棟の実績をもとに・・・・
この記事は新建ハウジング8月10日号8面（2025年8月10日発行）に掲載しています。
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