ナイス(横浜市)はこのほど、連結子会社・ウッドファースト(徳島県小松原市)の敷地に、新たなラミナ製造工場を建設した。大倉工業(香川県丸亀市)と締結した構造用集成材事業に関する協定に基づき、新工場で製造したラミナを大倉工業に提供し、集成材の供給体制を強化していく。

新工場と既存工場と合わせた原木消費量は最大9万㎥
同工場は製造棟と加工棟の2棟。製材棟には、その活用が課題となっている大径木の原木(最大径60㎝)を投入できる自動製材設備を設置。木材の送材と加工は全自動ループ機能で対応し、板材を生産するツインバンドソーを組み合わせた無人の製材ラインを稼働させる。
同社は、横架材での国産材利用率が低い水準にとどまっていることを受け、横架材への国産構造用集成材利用の提案を強めることで、国産材の利用拡大を目指す。
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