パナソニック ホームズ(大阪府豊中市)は1月22日、同社が提供するHEPAフィルター付き換気・空調システムが、花粉問題対策事業者協議会(JAPOC)の「花粉対策製品認証」を取得したと発表した。住宅業界では初めてという。
同システムは、同社の全館空調システム「エアロハス」「エアロハスM」、「エコナビ搭載換気システム HEPA+(ヘパプラス)」、「熱交換換気システムHEPA+」に搭載。0.3μmの微粒子を99.97%捕集するHEPAフィルターが、外気の汚れだけでなく、室内に漂うホコリや花粉、PM2.5にも対応する。
また「エアロハス」「エコナビ搭載換気システム HEPA+」は、温度変化が少ない床下の空気を活用することで冷暖房負荷を低減。「エアロハス」は専用エアコン1台で居室・非居室空間の換気・空調を行い、「熱交換換気システムHEPA+」は換気による熱ロスを少なくすることで、それぞれ省エネを実現している。今回の認証では、優れた花粉除去性能と高い省エネ性が評価された。

HEPAフィルターを搭載した全館空調システム『エアロハス』のイメージ
JAPOCの認証基準をクリアした製品には、花粉問題対策のシンボルマーク「JAPOCマーク」が付与されるため、消費者は信頼できる花粉対策製品を選定することができる。今後、同社もホームページやカタログ等の広告宣伝物において広く告知を行っていくとしている。
有病率が年々増加し、「国民病」とも呼ばれている花粉症。花粉症による生産性の低下は経済的損失にもつながるとして、実態把握や発生源対策、飛散対策、予防・治療法の充実など、国を挙げて花粉症対策が進められている。同社調査では、住まいに期待する花粉対策に「花粉フィルター搭載換気装置」を選択する人が36%にのぼった。
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