国土交通省は12月11日、2025年度の技術検定試験のスケジュール(PDF)を発表した。技術検定は6月1日から「管工事」などの試験を皮切りに開始。申込受付は検定種目ごとに順次行う。最終受付は「建築」「電気工事」が2月28日(※第一次検定のみの受検者は4月7日まで)、「建設機械」が3月14日、「土木」が4月4日、「管工事」「電気通信工事」「造園」が5月21日となっている。合格発表は25年11月~26年3月に行われる。
昨今の物価や人件費の高騰を反映し、25年度から技術検定の受検手数料の引き上げを実施。「建築」は1級が1万2300円、2級が6150円、「電気工事」は1級が1万5800円、2級が7900円、「管工事」は1級が1万2700円、2級が6350円となる。
技術検定については制度の合理化を図るため、今年度より受検資格や検定問題の内容が一部見直されている。受検資格は1級の第一次検定は19歳以上、2級の第一次検定は従来通り17歳以上。1級・2級の第二次検定は第一次検定合格した後、一定期間の実務経験を経ることで受検可能となっている。2028年までは経過措置として旧受検資格での受験もできる。
検定問題では、第二次検定受検に求められる実務経験年数を、学歴を問わず一定にしたことから、建築学の基礎的な知識に関する設問を含めるなどの配慮を行っている。
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