大建工業、国内市場で公募形式によるグリーンボンド発行

　大建工業（大阪市）は、国内市場で公募形式によるグリーンボンド（普通社債）を今年９月に発行する。グリーンボンドの発行は、国内建材業界では同社が初という。

　グリーンボンドとは、地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど、環境改善効果のある取り組みに限定した資金を調達するための債券。格付機関などの第三者が、資金の使途や調達資金の管理体制などを評価することで発行可能になる。

　機能性の高い素材を開発・提供する素材事業は、未利用資源や再生資源、循環利用が可能な木質資源などを主原料として環境負荷の低い循環型社会の形成や地球温暖化の防止に貢献している。今回調達する資金は、これら素材事業を展開する国内主力工場で、ダイライト、ダイロートン、インシュレーションボードを生産する岡山工場（岡山市）、インシュレーションボードを生産する高萩工場（茨城県高萩市）を改修するための新規の投資資金およびリファイナンス資金に充当する。

岡山工場（所在地：岡山県岡山市南区海岸通２丁目５番８号）