積水化学工業住宅カンパニーが2016年1~12月に引き渡した太陽光発電搭載住宅のうち、64%がZEH相当以上のゼロエネルギーを達成した。家電込みのゼロエネルギー率は42%だった。同社が毎年実施している調査(13日発表)で明らかになった。
調査サンプルの太陽光発電の搭載容量は中央値で5.94kWだった。前年の5.70kWから0.24kW増えた。
同社の新築戸建て住宅の太陽光発電搭載率は、2016年実績で78%。2012年の85%をピークに徐々に下がり始めているが、8割前後を維持している。蓄電池の搭載率は2016年の実績で24%、こちらも太陽光発電の搭載率が下がっていることもあり、2013年の30%をピークに下がっている。なお、国が定めたZEH基準の断熱性能を満たすZEHの割合は全体で28%。
調査は2017年1~12月の消費電力量や発電量などを設置されているHEMSのデータを活用して調べた。調査地域は全国で有効サンプル数は2951件。
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