リコー、不動産物件向け３６０度画像コンテンツの制作受託サービスを開始

　リコー（東京都中央区）とＬＩＦＥ　ＳＴＹＬＥ（東京都港区）は３月２８日、３６０度画像コンテンツ（ツアー）の制作を撮影からワンストップで受託する「ＴＨＥＴＡ　３６０．ｂｉｚ　撮影・オーサリングサービス」を発表した。不動産業界から開始し、対象業界を順次拡大する予定。

ＬＩＦＥ　ＳＴＹＬＥ 永田雅裕代表取締役（左）とリコーＳＶ事業開発センター大谷渉所長

　「ＴＨＥＴＡ　３６０．ｂｉｚ」は、リコー製の全天球カメラ「ＴＨＥＴＡ（シータ）」で撮影した全天球イメージを「ツアー」という３６０度画像の専用コンテンツとしてＷｅｂサイト上に表示する法人向けサービス。撮影した複数の全天球イメージを部屋の間取り図と連携させることで、Ｗｅｂ上で実際に室内を行き来しているように見せることができる。

　ツアー制作には専門的な技術が必要で、かつ時間がかかる。不動産会社からは、自分たちでＷｅｂ上に掲載することが難しいという悩みを聞くことが多かったという。新サービスでは、ＬＩＦＥ　ＳＴＹＬＥが撮影からコンテンツ制作までをワンストップで行う。不動産会社はこれまでより早く不動産物件の３６０度画像（ツアー）をエンドユーザーに届けることが可能となる。

　料金は税別で、「不動産物件の居住部向けプラン」が３万４８００円／戸、「マンションなどの共用部向けプラン」が４万４８００円。オプションとしてスチール写真撮影を委託できるプランも用意した。

ＴＨＥＴＡ　３６０．ｂｉｚ　撮影・オーサリングサービスの概要