リコー(東京都大田区)は10月23日、複数現場の管理業務を効率化する新ソリューション「RICOH360 ビジネスパッケージ タイプ S」の提供を開始した。スマートフォンや専用アプリを使わず、360度カメラで撮影するだけで現場の状況をクラウドに自動共有できる。
少人数で複数現場を管理する工務店の業務負担軽減を目的に開発したもので、撮影後は充電するだけでクラウドに自動アップロードされ、現場ごとに整理された画像をアルバム形式で閲覧できる。遠隔地から現場名の設定もでき、営業・設計・管理者が現場に行かなくても状況把握が可能となる。
現地調査の確認漏れ防止、情報共有の効率化、ベテラン社員の負担軽減、若手教育支援など、現場運用の多方面で効果が期待でき、リコーが導入から運用定着まで伴走支援を行うことで、ITスキルに依存しない現場DXの定着を実現する。
RICOH THETAカメラとアクセサリーのレンタル、クラウドサービス、サポート一式を含むパッケージで提供。物損補償付きレンタルのため、故障時はすぐに代わりの機材が提供される。11月14日には同サービスを紹介するオンラインセミナーを予定している。
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