戸建て住宅の不動産売買および保全・メンテナンス事業を展開するサンアソシエーション(東京都港区)は、ビジネスモデル特許を取得した同社の「住宅診断情報管理システム」で、中古住宅の資産価値の守り方を提案する。
同システムでは、住宅の点検・修繕履歴を客観的なデジタルデータとして蓄積・証明する。所有者がスマートフォンで入力した情報を「住宅カルテ」として蓄積し、履歴の確かな「新中古住宅」として可視化することで、買い手に選ばれる理由や安心を提供する。見えない劣化を数値化・可視化することで透明性の高い取引を実現する。適切な修繕履歴を証明・発行できる体制を整え、資産価値の維持につなげるとしている。

スマートフォンを利用して点検・修繕履歴を蓄積・証明できる「住宅診断情報管理システム」(イメージ)
少子高齢化と人口減少が進むなか、日本の住宅市場では中古住宅の供給過剰で「買い手優位」が進み、選ばれない中古住宅が増えると予想されている。中古住宅売買は、構造部やメンテナンスの状態が不透明なまま、築年数のみで評価されてきたが、今後の物件が余る時代には「保全・メンテナンスが正しく施されている」ことが重要だとして、同社は、同システムにより情報の非対称性を解消し、買い手に選ばれる住宅を増やすとする。
住宅業界全体の共通インフラとして普及させることを視野に、地場工務店やハウスメーカーとのパートナーシップ構築を目指す。同システムを通じて、業界全体で「適切な維持管理が報われる社会」を創出することで、中古住宅流通の健全化と国民資産の保全に寄与するとしている。

「住宅診断情報管理システム」の画面イメージ。スマホにデジタルデータとして蓄積する
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