パナソニック エレクトリックワークス社(大阪府門真市)は、ホームエネルギーマネジメントシステムの中核機器「AiSEG3」を2026年1月21日にバージョンアップする。
あわせてAiSEG3をスマートフォンで操作できる新しい専用アプリ「AiSEGアプリ」の配信も始める。
今年10月に導入された新FIT制度に対応。
新制度は、太陽光発電の導入1-4年目は売電単価が高く、5年目以降に安くなる2段階式。このため、5年目からは自家消費をしたほうが電気代を抑えることができる。
AiSEG3に売電単価が切り替わるタイミングをあらかじめ登録しておくことで、制御モードの変更忘れを防止する。

さらに、複数の機器を一括操作できる「まとめて設定」機能を追加した。
従来は、シーンごとにエアコンの温度設定などを個別に入力する必要があったが、今回のバージョンアップでは、季節や曜日ごとの生活リズム(起床/外出/帰宅/就寝)を入力し、制御したい機器を選択すれば住まい手の生活リズムに合わせた詳細機器設定を一括で作成することができる。
従来の5分の1程度の手間で最大48シーンの一括設定が可能になる。

また、施工時にAiSEG3の「施工専用無線LAN接続機能」で利用したルーター情報を、新たに設置したルーターにそのまま引き継ぐ機能を追加。
このため、無線LAN機器とルーターとの再接続・再登録が不要で、自動的に各機器とルーターが接続される。

専用アプリのUI、操作性も大幅に向上した。
例えばアプリでエアコンを起動させる場合、現行アプリ(スマートHEMSサービスアプリ)では画面遷移が6回必要だが、新アプリでは3回に軽減。画面遷移ごとに発生していた画面ロックの時間が減り、よりスムーズに操作ができるようになる。

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