アキレス(東京都新宿区)はこのほど、硬質ウレタンフォーム断熱材「アキレスボード」が、SuMPO環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」を取得したと発表した。SuMPO EPDは、サステナブル経営推進機構(SuMPO、東京都千代田区)が運営するISO14025準拠のEPDプログラム。EPDは、ISO14025に基づいて製品の環境情報を開示する国際的な環境ラベルで、発泡プラスチック系断熱材が取得するのは国内初となる。
取得したのは、建築用断熱材「アキレスボードGFノンフロン(高密度)」と「アキレスボードWAL-D」。これにより同製品を用いた建築物は、ライフサイクル全体における環境影響を算定・評価する「LCA算定」に対応可能となる。

SuMPO EPDを取得した高密度アキレスボードGFノンフロン(左)とアキレスボードWAL-D
「2050年カーボンニュートラル」に向け、国内では温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す取り組みが進められている。国土交通省は2028年度を目途に、建築物のライフサイクル全体の環境負荷を算定・評価する「建築物LCA(Life Cycle Assessment)」の実施を促す制度の導入を目指している。同社は、今後もEPD取得製品を拡大していくとしている。
SuMPO EPD登録内容はこちら(アキレスボードGFノンフロン(高密度)・アキレスボードWAL-D)。
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