城東テクノ(大阪市)は、同社が展開する「Jotoキソパッキング工法」に関する床下浸水時の復旧手順をまとめた資料『復旧の手引き』を9月25日に公開した。近年、集中豪雨や台風などによる水害が全国で頻発していることを受けてのもの。
Jotoキソパッキング工法は、基礎と土台の間にキソパッキンを敷き込み、自然の気流を利用した床下換気工法。基礎と土台を絶縁することでコンクリートの湿気が土台にあがることを防ぎ、腐朽菌やシロアリ被害から住まいを守る点が特長だ。2023年6月には累計施工実績が600万棟を突破した。
こうした普及状況を踏まえ、同社はキソパッキング工法のパイオニアとして、浸水被害への対応指針を示すことが社会的責務であると言及。今回の手引きは、水害現場での復旧対応に豊富な知見を持つ信州大学工学部建築学科の中谷岳史助教の協力を得て制作された。
同社は、こうした取り組みが国連のSDGs目標11「住み続けられるまちづくり」の達成にも資するものと位置づけており、今後も水害対応に関する情報発信を強化していく方針だ。手引きは城東テクノの公式ウェブサイトにて公開(「復旧の手引き(PDF)」)されている。

ウェブ公開された「復旧の手引き」のイメージ
■関連記事
城東テクノ、高気密型床下点検口に熱貫流率0.26の高断熱タイプ
城東テクノ、厚30・45mmの付加断熱対応の防鼠付き水切り
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。




























