城東テクノ(大阪市)は、外装部材ブランド・GAISO「WMシリーズ」から、付加断熱工法に対応する防鼠機能付き水切りを発売した。
今回ラインアップした「WM防鼠付スリム水切り 付加断熱対応タイプ 差し込みジョイント式」は、既存の防鼠付スリム水切りと機能は変わらず、壁の付加断熱材の厚さ30・45mmに対応するもの。

5~7地域で厚さ30~45mmの発泡系断熱材で付加断熱をすると、壁厚を抑えつつUA値を断熱等級6(0.35W/㎡・K)程度まで上げることができる。
ただし、付加断熱をすると、特に床断熱や基礎内断熱の場合、基礎の外部ラインと壁の外部ラインにズレが生じ、Z型の土台水切りや立ち上がりと同面までしか返しがない水切りを使用した場合、付加断熱の下地材が露出してしまう。

新製品は、そうした事態を防ぐために開発した。
外壁に吹きつける雨水や通気層内部に浸入した雨水を排出し、外壁通気・床下換気の通気路を確保し、空気は通してネズミなどを侵入させない「防鼠付水切り」の特徴はそのままに、付加断熱工法の納まりに対応。
適切なサイズ・形状を選ぶことで、返しが基礎天端まで届かないことによって起こるリスクを解決する。
差し込みジョイント式になっており、正面の見付幅は18mmとスリムな納まりを実現。水切り本体の端部に切り欠き加工があるため、ジョイントカバーなしで手軽に本体同士を接続することができる。
同社の「しろあり保証」の対象製品。


カラーGL鋼板製。出幅45mm、長さ3030mm。有効換気面積83㎠/ⅿ。5640円/本。
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