タカラ塗料(大阪市)は、遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」の販売を9月17日から開始した。同製品は、高品質酸化チタンを配合することで、太陽熱エネルギーの反射率が一般的な遮熱塗料(約87%)を上回る91%以上を実現。割れにくい中空アクリルビーズの採用により、高い断熱効果も発揮する。

屋根・外壁への塗装によって、夏の暑さ、冬の寒さを軽減し、1年を通じて快適な室内環境を実現する。内壁への塗装は、室温保持性能を向上させ、建物の条件によっては、冷房で30~40%の消費電力削減、暖房で20~40%のエネルギー削減が期待できる。耐用年数は約20年。
JIS規格の約4倍の密着力で、多様な素材に下塗り不要で対応。高い遮熱断熱効果によって、工場や倉庫、大型施設などでの熱対策に効果が期待できるという。
カラーは、標準で23色の淡彩色を用意。オーダーメイドカラーの作成も可能で、建物や施設のデザインコンセプトに合わせた選択肢を提供する。
同社は、「昨今の異常な夏の暑さを塗料で軽減したい」という考えから同製品を開発。自社実験装置および本社屋根にて他社製品と「リフレクトサーモ」の比較検証を実施し、屋根の表面温度差は約25℃、屋根裏の温度差は14℃以上と性能の差を明らかにした。
価格は、ホワイト(3kg)2万1590円、ホワイト(12kg)5万6000円、N-85(12kg)5万8100円。
販売は、タカラ塗料商品通販サイト(調色屋)のリフレクトサーモ商品ページ、各店舗(大阪本店、京都高島屋店)まで。
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