ヤマダホールディングスグループの家守り(東京都千代田区)は9月9日、住宅会社の品質向上ネットワーク「ジャパンプレミアムビルダーズ(JPB)」の加盟店が、募集開始2か月で全国26社に達したと発表した。
JPBは、検査会社が住宅会社を「プレミアムビルダー」として組織化。定期的な検査や品質向上に向けた情報共有、優良加盟店の表彰などを通じ、加盟各社が自社の品質管理を“見える化”し、学び合いながら高め合う仕組みを提供している。
背景には、品質管理者不足や職人スキル低下、現場の不透明性といった課題がある。一方で消費者は「立地・価格・設備」に加え「安心できる品質」で住宅会社を選ぶ傾向が強まっており、JPBは“現場品質に真剣に向き合う会社”を明確にすることで、新しい選択基準の提示を目指している。
加盟各社からは「検査フィードバックで現場意識が変わった」「新人教育に役立っている」「表彰制度を通じ顧客への説明に自信を持てる」といった声が寄せられている。今後は公式サイトなどで加盟店の取り組みを公開し、消費者への発信を強化する方針だ。
家守りはJPBのオンライン説明会を9月26日、10月28日の両日13時30分から開催予定。品質で選ばれる会社づくりに関心を持つ工務店や住宅事業者を対象に、品質の見える化や加盟店事例を紹介する。参加費は無料。
■関連記事
「残価設定型住宅ローン」の取り扱い工務店を募集
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。






























