ヤマダホールディングスグループで、住宅の検査・点検・保証を行う家守り(東京都千代田区)は4月、移住・住みかえ支援機構(=JTI)の「残価設定型住宅ローン」の取り扱い工務店の募集を開始した。
「残価設定型住宅ローン」は、住宅ローンに残価設定月以降に行使可能な①返済額軽減オプション、②買取オプションを付加するもの。認定長期優良住宅かつ維持管理体制をJTIが認めた住宅が対象となる。
①返済額軽減オプションはローン返済額を大幅に減らして死亡時に一括返済し、②買取オプションはJTIが住宅ローン残高で対象住宅(建物・土地)を買い取ることで住宅ローンを完済する。
どちらもオプションであるため、行使せずに住宅ローンを完済したり、住宅の資産価値が上がった場合には購入時よりも高い金額で第三者に売却することができる。
また、購入時に利用しない場合には、住宅の残価保証確認証を発行。当初の残価保証条件は維持されるため、借り入れた住宅ローンを将来残価設定型に借り換えることも可能。
今回の新サービスにより、家守りが工務店の取りまとめ事業者として手続きの窓口となり、JTIに代わって対象住宅の維持管理(検査・点検・保証・履歴管理)を行うことで、地域の工務店が残価設定型住宅ローンという選択肢を顧客に提示することができる。
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