国土交通省は9月3日、2025年の「一級建築士」学科試験の合格者を決定した。試験は7月27日に全国57会場で実施。2万7489人が受検し、4529人が合格した。受験者数・合格者数はともに減少。合格率は16.5%で、前年の23.3%から6.8ポイント低下している。
合格基準点は、「計画」「環境・設備」が11点、「法規」「構造」が16点、「施工」が13点、総得点が88点で、各科目および総得点の合格基準点に達した人が合格となる。設計製図の試験は10月12日に実施する。

合格者の内訳は、「男性」が71.6%、「女性」が28.4%。年齢別では、「24~26歳」(30.0%)が最も多く、「23歳以下」(21.1%)、「27~29歳」(14.8%)など、20代が過半数を占めた。
学歴別では「大学」(71.6%)、「二級建築士」(13.3%)、「専修学校」(5.6%)の順に多かった。職種別では、「建設業」(35.4%)、「建築士事務所」(26.4%)、「住宅メーカー」(14.0%)が上位となった。「学生・研究生」は6.6%だった。職務別では、「建築設計」(35.9%)、「施工管理・現場管理」(20.8%)、「構造設計」(7.2%)などの割合が高かった。

職域別・職務内容別の割合(一部抜粋)
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